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場所の記憶

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2006年8月 青森県 恐山 (宇曽利山湖)

早朝の恐山。

岸辺には、毛髪のようなものに包まれて白くて長いものが重なり合っている。
白骨だ!
どこかから流れ着いたのか、鹿の死骸。

そっと手を合わせる。

たくさんの石が積まれ、たくさんの棒が地面に挿されている。
からからと廻るたくさんの風車の音。
たくさんの願い。

そっと手を合わせる。

誰も居ない。
たくさんのトンボと私だけ。

トンボは棒に止まる。たくさんたくさん。
細くて頼りない棒に、たくさんたくさん止まっている。

そっと手を合わせる。

形がなくなっても、形を変えただけで、
やはり変わらずに、命はあるのだろうと思う。


===

なんであのときあんな場所に居たのだろう?
説明できないことって、やっぱりいっぱいあると思うのです。
by tamayura_tamayura | 2009-09-25 23:53 | 見・聴・体験

「CIDP寛解者の手記」らしきものを

・・・ いま、書いています。


しばらく前に、こんな依頼を頂いたのです。
「全国CIDPサポートグループの会報に載せるので、ご自由に書いてください」と。


ううう。。。


ここで私がもうずいぶん長らくCIDPの話題を放置している事実だけでも、
すでにご賢明なみなさまには、完全にバレバレだと思うのだけれど、
私のCIDP記は、ここで地味地味やってるだけでは、決して完結しないと思います。


が、なぜかそうやって否応なしに締め切りと、発表する場を頂いてしまうあたりが、
私らしいといえば私らしい ^^;;;


それにしても、ここでは独断と偏見も含めて、無造作に書き散らせることでも、
明らかに読み手がいらっしゃる場で、デリケートな話題について書くことは、
なんともムズカシイことなのだと、しみじみ思う。


ということです。はい。


昨日からはじめて、ようやく9割くらいのところまでやってきた!
あとは、、、ちょっといま息切れしています・・・。
ぜったい私は締め切りある仕事は向いてないよ。と、つくづく思う。
ぎりぎり直前にならないと、絶対に意地でもエンジンがかからないのです。
心臓に悪いよ。。。


===
大学の卒論書いてたときは、製本に出す締め切り時間が午前9時だってのに、
その日の朝4時ごろにワープロ(当時はまだパソコンはなかった・・・)が
オーバーヒートして止まったんでした。本文の印刷途中で。嗚呼無情。
冬の寒い明け方に、ベランダに出て、赤く萌える朝焼けの空を眺めながら、
ワープロをあおいで冷やした。あああ。。。忘れられない思い出ですよ。
(で、ワープロは冷やしたらまた動き出して、締め切り時間には間に合った!)

修論のときは、もうちょっとマシだったと思うけど、それでもかなーーーり命を
削って書いたような記憶が・・・思い出しただけで苦しくなる。ううう。。。
===


今回の分、ぜんぶちゃんと書けたら(って、書かないわけにもいかないのですが・・・)
そのうちここにUPしようかなーと思います。
が、それってまだ生まれてない子の年を数える、、、的な皮算用ですな(笑)
とりあえず、がんばって書き上げまーす。(とか言いながら、ひさびさDQしそうな・・・)
by tamayura_tamayura | 2009-09-25 23:27 | CIDPの話

初体験の話

このワタクシ、先日いっちょまえに「先生」もどきなことをしてきました。

元・職場で開催される勉強会の「講師」として、お招きいただいたのです。
わお。お招きに感謝。なんともありがたいことです。
(年取ってきて、ますます各種経験値が増えていきますわー^^;)

院長はなんとも太っ腹で、形式も内容も自由にさせて下さったので、
私が最初から決めていたのはただひとつ。
「講義じゃなくて、ワークショップにしようっと♪」 でした。

===
いやーーー。。。
ここだけの話ですが、、、はっきりいって、、、
鍼灸とか医学系の勉強会って、まったくもっておもしろくないんだよね。
ぶつぶつ。
とか思っているので、ぜんぜん違うことをやりたかった。
===


で、私がやったこと。

まずは自己紹介と、お笑い的導入。
なんだか、昔からスピーチとか、平気なんです。別のスイッチが入る。
「ここで笑い。はい、もっと盛り上げて、次は一瞬マジに」とか、
冷静に考えつつ、即興で喋る。なんかおもしろいんだなー。

「たぶん、鍼灸学校や関連の勉強会では、およそみなさんがこれまで受けたことの
無いような内容を今日はやるし、私の言うことは、鍼灸のエライ先生や医学的な
常識とはかけ離れている点があるので、なにが違うのかを良く考えてくださーい♪」
と言っといて、とりあえず導入。

いちおうちょっとはムズカシイ話をしといたほうがハクがつくんじゃないかと思って(笑)、
「EBM(エビデンスベイスドメディスン)と、NBM(ナラティブベイスドメディスン)について」
だいたいの解説、および事例の紹介。
(うーん。わりと大事なことなので。日常語に置き換えて、そのうちここでも書きます)


ここまでで、だいたい30分くらい。


次に持参したTEGⅡ(東大式エゴグラム第二版)っていう心理検査用紙を配って、
みんなにやってもらう。(やりたくない人はやらなくていいよ、って言ったけど、
みごとに全員参加してくれた)
さすがオンナノコだらけ20人くらいの集団。わいわいがやがや。楽しそう。

で、まずは私自身が生贄として、事例提供 ^^;
大学生の頃のスコア ⇒ 働き始めてからのスコア ⇒ 開業中の現在のスコアを
並べて折れ線グラフにして提示した。

クールでマイペースで、協調性無くて規則はずれな大学生だった私が、
だんだん包容力とか、責任感が身についてきて、全体のスコアが上がっていく。
んでも、やっぱりいまだに協調性は全然ないんだよねー。
ま、個人開業だから、協調性無くても問題ないんですが、勤めてたら大変。。。
みたいな話。


あとは、もうみんながいろいろとご自分のグラフを見せてくださるので、
それについてのご自身の感想や分析を聞き、それに対しての周りの意見を聞く。
みんないっしょに働いてる仲間だから、いろんな生の意見がどんどん出てくる。

仕事のできる先輩は、仕事の顔と素の顔がどうやら違うみたいだ、とか。
自分で思ってる自分と、人から見られてる自分の姿は違うみたいだ、とか。
どうやらそれぞれに、なんだかきっといろんな発見があったみたいだ。


みんな自分のことって、わかってるようで、なかなかわかってないみたい。
ってことが、どうやらだんだんみんなわかってくるみたい。
そうだよねー。自分だけの世界で自分のこと考えててもわかりはしない。
自分のアタリマエの尺度の中でだけ、人のこと考えてもわかりはしない。


それにしても、、、
みんな明るくて、まっすぐで、いろいろ迷ったり悩んだりしてるいい子たちだった。


こういう職業だと、なかなか「自分」について考えたり、表現したりする機会は無い。
相手に合わせること(振り回されることも多い)がまず優先されるからかな。
まぁ、人の痛みとか苦しみとか、ネガティブな面に付き合う仕事なんだから仕方ない。

とはいえ、そういう息苦しさ、みたいなものに不必要に巻き込まれずに、
明るく元気に仕事していくには、どうしたらいいか、考えよう。頑張ろう。
ディスカッションを仕切りつつ、頭のどこかではぼんやりとそんなことを考えていた。


で、ディスカッション90分。 全部で120分のセッションでした。

いやはや。

人まえで喋ること自体はわりと平気なのだけれど、こんなに長時間は初めて。
ふだんは1対1の世界だから、大人数を相手にするのはやはり勝手が違うし。
いい勉強になりました。
もうしばらくすると、またいろんなこと考えられそうです。

さて。
とりあえずは、目の前にやること山積! がんばりまーす。
by tamayura_tamayura | 2009-09-24 11:32 | 雑談

いちばんむずかしいこと。

わお。。。 1ヶ月ぶりになってしまいました。


プロってなんだろかな? みたいな話を先日していました。

そりゃあもちろん、もともと持って生まれた向き不向きはあると思う。
だけど、最初っから素晴らしくて非の打ち所の無い人なんているわけない。
いろんな不運やら、不安定要因やら、誰にだってあると思うし、
そんな中で、叩かれても叩かれても、とにかく続けることができる、
というのはひとつの必須条件じゃなかろうかねー、と。

いやはや。

自分もこんなことを言うようになってしまったか、と、
しばし感慨・・・(笑)

つくづく思うのです。

どんな分野でなにをやるにしても、いちばんむずかしいことは、
瞬間的にもの凄い驚異的パフォーマンスを出すことではなく、
安定して一定のハイレベルなパフォーマンスを出し続けることではないかと。
(わかりやすい例としては、イチローの連続記録って凄いよね!)


で、卑近な例。


私ももちろん生身のニンゲンなので、具合の悪いときはあるわけです。
やる気が出ない。調子が悪い。サボって寝てたいこともあるわけです。

が、誰も代わってくれないわけですので、やるしかないわけです。
(うーーん。ちがうな。そういうわけではないと思うわ・・・)

私、もしくは私の提供する技術や時間に対して、何かしらの期待を持って、
お金を支払ってくださる方々がいらっしゃる以上は、やるしかないわけです。

期待されてる程度のものか、はたまた期待以上のものか(ときには全然
ご期待にそぐわないものだったりするんでしょうけど・・・)、とにかく
其の時点の自分が提供できる最善を尽くすしかないわけですわね。

ってか、それがルールであり、礼儀であり、プロってもんでしょ、みたいな。


自分が、もしくは自分の提供する技術や時間が、「商品」であることを、
私は常に意識しておりますですよ。(この考え方に対して、人からはいろんな
ご意見あることは重々承知です。でも、ここでは議論はしません。ヨロシク)

常に一定(もしくはそれ以上の)パフォーマンスを出せるようにしておくことで、
私は対価を頂戴して、それで生活しているわけです。それが私のお仕事。

というわけで、淡々と仕事は続けておりますよ。
おかげさまで、私は元気です。

アタマ再起動かけましたので、またしばらくは書きモードになると思います。

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by tamayura_tamayura | 2009-09-23 12:30 | 雑談