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前回の続きです。
『富士北麓(其の壱) 富士山駅⇒北口本宮⇒北東本宮』⇒★ これから山奥の秘湯「不動湯」をめざします。 ここに至るまでは、ふつうにはちょっと考えられないような長年の数々のいろ~んなご縁やいきさつが重なってありまして、なんともいえず嬉しいようなキンチョーするような、不思議な気分でありました。 ![]() 慈光院というお寺のすぐ脇の道にこんな看板が出ています。 ここが杓子山への入り口。ここを進みます。 ![]() 住宅が並ぶ中の分かれ道。手書きの看板が出ています。 左側の道を進みます。 ![]() のどかな道がずーっと続きます。 もっと晴れてて明るければ気持ちよさそう。 ![]() 道の両脇にはあちこちに鳥居や祠が見えます。 左手の坂を登って、由緒正しそうな大きなモミの木に寄り道したり。 とにかく一本道なので迷うことはないと思いますが、 ホントにこんな山奥になんかあるの???と心配にはなるかも。。。 だんだん坂がきつくなります。道路は舗装はされているものの、 日陰で溶け残った雪が滑って足元がつるつると滑ります。(2月) …ということは当然、車も滑ります。ご注意召されよ~。。。 右手に「ペンション鉱泉閣」と「杓子山釣倶楽部」という釣堀があったら 目的地まではあと少し! 左手の坂の上に、建物が見えてきたらそこが目的地、不動湯です。 ![]() 建物の奥にはお不動様が祀られています。 正式名称は「硯水不動尊」ですね。 ![]() ようやくたどりついた~~~! まずはお不動様にご挨拶を。遠くから来ました。お邪魔します m(_ _)m ![]() 多くの人たちの目的は、このお水です。 水泳選手だった岩崎恭子さんがアトピー性皮膚炎で苦しんでいた時に、 ここ不動湯のお水を使って良くなった、とテレビで取り上げられて 話題になったんだとか。⇒★ ![]() 一時期はとにかく猛烈に混んで、車の列が凄かったそうです。 ルールはポリタンク20L×5個、の制限だそうですが、100L!要、車です。 旅館のフロントの自販機で800円(2012年2月現在)の入浴券を購入すると、 お風呂に入ってお水を汲ませてもらうことができます。 ここの蛇口からはとにかく惜しげもなくじゃんじゃんお水が出ます。 いかにも常連、な方々がたーくさん汲みにいらしていました。 冷たくてすかっとした口当たりの冷涼なお水。とてもおいしいです。 ![]() さて。というわけでお待ちかねのお風呂へGO! ここは鉱泉を沸かしたお風呂ですから、正確には温泉ではないです。 しかーし、鉱泉でも温泉でもいいです。お風呂すごくよかった。 冬場で空いてて、ほぼ貸切状態で雪見風呂を満喫しましたですよ♪ たぶん洗い場の蛇口から出るお湯も鉱泉のお水なんだと思います。 肌の保湿効果がめちゃめちゃ強力にありそうです。 お風呂から出て顔になんにもつけないで帰ったけど、つるつるでした。 お風呂場は2か所ありまして、これは大きいほう。 どちらのお風呂場にも湯船が2つあって1つは40~42°設定。もう1つは30~32°設定。(水風呂って書いてあるけど、温かいよ) この2つの湯船を行き来しながら入ると、もういつまででもいられる~♪ ![]() こちらがいわゆる「皮膚病専用」って書いてあるお風呂場。 入口からは手前側にあります。こっちのほうが新しいかな。 もうひとつのお風呂場より浴槽が二回りくらい小さいと思います。 あとは、食堂の床暖房が最高にあったかくて居心地良かったな~。 建物はそんなに新しいわけじゃないけれど、全体にとてもよくお掃除が行き届いていて清潔な感じです。地元みんなで大切にしている場なのだろうということが伝わってきます。 ![]() そんなこんなで延々とお風呂に入り続けたのですが、外はこんな雪。。。 さすがに帰りは重たいお水を背負って帰るので、タクシーを頼んだのですが、 もう少し遅かったら断るところだった、と言われました。あぶないあぶない。 積雪すると坂で滑って車が登れなくなるそうでして。はい。 ![]() パンフレットはこれ。詳しくは公式サイトで。⇒★ 宿泊もできるそうです。素泊まり4000円。ひとりだと4500円。 夕食と朝食は食堂で予約制だそうで、夕食は5品の定食で1000円。 朝食は確か…600円、と書いてあったような。(2012年2月) ちなみに携帯の電波入りませんでした。(当方au) 私は皮膚はとにかく丈夫でございまして、残念ながらアトピー性皮膚炎に関する直接のレビューはできないのですが、ごくごく個人的な感想。 いわゆる温泉のような強い刺激がないのはまず安心であるように思います。 また、保湿力あるのは確かなんじゃないかな~。乾いたあとの肌がもちもちします。 昔、湯河原の「ままねの湯」というお湯が傷に良いと聞いて使っていたことがあるのですが、こういう「傷に効く」系のお湯は共通成分があるのかしらね?(宿題。そのうち調べてみます) 私の知人はここが大好きで、女性一人で連泊するそうです。いいね~♪ 山の中で川の流れの音を聞きながら、ひたすらお風呂三昧、ってのも贅沢ですね。 そして、大事なこと。 彼女はこんなことをおっしゃっていたそうです。 「あちこちのお湯を使ったけれど、たぶん不動湯の成分だけが効いているというわけではなくて、あの場の空気や雰囲気など全部を含めたものが効いているのではないかと思う」というように。 「効く!」って、黙って塗ればぴたりと治る、とかそういうインスタントなものではないよな。つくづくとそんな気がします。 病って、そこに至るまでのさまざまがあるわけで、それが重かったり辛かったりすればするほど、そういうものまですべてひっくるめて回復に向かっていくプロセス、というのは誰にとっても必ずあるはずで、それはひとそれぞれのペースで、ひとそれぞれの過程がある。そんな気がします。 ![]() というわけで、真冬の富士吉田紀行でした。 次回は富士山のお姿を拝めることを心より祈りますっ☆ ▲ by tamayura_tamayura | 2012-02-18 22:48 | 見・聴・体験 | Comments(4)
![]() 富士山。その姿は古来より信仰と畏敬と崇拝の対象で、 その周囲をぐるりと取り囲むように無数の聖地がある。 ![]() 「富士吉田駅」改め「富士山駅」はこんな風に改装されてる。 「富士山駅」への改名効果か、訪れる人も増えたらしいです。 もう富士山の麓まで来ているというのに、この日は厚い雲と霧に覆われて 富士山の姿はまったく見えません。 ホントはこの坂、富士山にまっすぐ向かって登っていく方角のはず。 しかしながら… とにかく何も見えません…orz ううう。。。そこに富士山がある、というイメージトレーニング。。。 巨大な鳥居をくぐり、長い長い坂をゆるゆると登っていく。(2㎞ほど?) 139号線にぶつかり左折。森と林に囲まれた北口本宮にたどり着く。 ![]() いつごろから人が富士山に登り始めたかは定かでない。 北麓から富士山へと登る吉田口の起点がここ、北口本宮。 拝殿は重厚な木造で、包み込まれるような不思議な空間。 ![]() 水は豊かに境内を流れ、冷たく澄んで溢れている。 ※ 残念ながらここでのお水汲みは禁止です~。 ![]() 北口本宮の裏手を抜けてほど近いところにある大塚丘。 日本武尊が祭られており、丘の上には小さな祠がある。 ※ 北口本宮の奥宮みたいなかんじ? この道をそのまま行くと、富士山の頂上につながっているのね。 とりあえず一合目ってポイントが、この先にあるはず。 むむむ。。。はるか遠い道のりだ。 今度は長い長い坂を下って、次の目的地は大明見(おおあすみ)。 富士吉田の街の中には、たくさんの川や水路があって、あちこちから水の流れる音が聞こえてくる。いまにも降り出しそうな空。 本当なら大きな大きな富士山がどどーんと美しく見えるはずなのに、いやはや。。。ホントになんにも見えないんですってば。 市街地を抜けて、桂川を渡るとがらりと雰囲気が変わったような。いかにも土着的ローカルな空気になる。718号線(鐘山通り)沿いを進みます。昔、旅行手配の仕事してた時には「鐘山苑」をよく 予約したっけな~…とかぼんやり思いだす。 ![]() 北東本宮小室浅間神社 大明見にある神社。こじんまりとしたたたずまいだけれど、いかにも この地域で大切にされている雰囲気が感じられる。 境内には馬のお社や競馬碑なるものがあったりするのが不思議。 裏手にずらりと並ぶ祠や木々にも独特の気配。 大昔(ってか秦代だから2000年以上前か…)秦の始皇帝の命令で「徐福(じょふく)」って男が不老不死の薬を探すために三千人くらいの人を引き連れて日本にやって来た、という「徐福伝説」ってのが日本各地にはあって、山梨県ではこのあたりの地域に色濃く伝えられていると言われます。 山梨県は昔から織物がさかんな地域でもありますが、そうした技術も徐福が大陸から伝えた、と言われているようです。 この近所、小明見のほうには徐福の墓、なるものもあるそうな。 そちらにも次回はぜひ行ってみたいものです。 ![]() さて。このたびの本当の目的地に向かうのはこれからです。 お寺の向こう側に霞んで見える杓子山をめざして進みます。 秘境の湯治場、不動湯が今回の目的地でありまする。 … 続く。 ![]() 今回のルートはこんなかんじ。全部でたぶん12kmくらい。 これから行く山道の最後をのぞけば市街地なので大したことはない、 ですが…まぁ普通の人は車で行くでしょうね。 でも徒歩でもじゅうぶん可能ですよ。ご参考までに。はい。 2月中旬だったけどさすがの寒冷地。歩いてるとそんなに感じないけど、 やっぱり寒かったです。 この日は曇りの日中でずーっとたぶん0度くらいかな。 このあとから雪がじゃんじゃん降り始めます。。。 ▲ by tamayura_tamayura | 2012-02-18 21:47 | 見・聴・体験 | Comments(0)
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