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カテゴリ:抽象的な話
  • 『こけたら、立ちなはれ』
    [ 2011-02-07 23:26 ]
  • きずもの/きづくもの
    [ 2011-01-17 17:11 ]
  • 「ボディリーディング」ってどう?
    [ 2010-12-01 13:00 ]
  • 其の参:胡蝶の夢 〜『インセプション』の雑感とか
    [ 2010-09-25 23:20 ]
  • 其の弐:投影 〜『インセプション』の雑感とか
    [ 2010-09-16 21:30 ]
  • 其の壱:白河夜船 〜『インセプション』の雑感とか
    [ 2010-09-14 22:30 ]
  • 『反/自然』
    [ 2010-08-15 07:11 ]
  • オニババからの伝言
    [ 2010-08-13 21:05 ]
  • 感覚の記憶
    [ 2010-08-07 00:38 ]
  • 治療者とは?
    [ 2010-07-13 23:31 ]
『こけたら、立ちなはれ』
『こけたら、立ちなはれ』 って…

ときどき心の中でぼやくのですが…知らなかった!
オリジナルは、松下幸之助翁の言葉なのですね。
ホントに。ただただそのとおり。

ここのところ、続けて何人かの方からご感想やお便りを頂きました。
ありがたく受け取らせて頂きました。ありがとうございます。

※ ごめんね。まだお返事差しあげてない方。あんまりのことだから、
  全然言葉にならなくて…


***


さて。

自分がやりたいから、これが自然だから、と信じて行動してることって、
ホントにそうなの??? って、ときどき疑ってみたらどうだろう?
って思います。

そもそもここで私がお目にかかる方々は、どこかしら不調を抱えて
らっしゃる方々。
たいていは、これまでご自分が当たり前のように繰り返してきた行動
や、考え方のパターンの中で無理が積み重なって、なんらかの症状と
して出てきている場合がほとんど。

特に、耳関連の方(いっしょにめまいとか不眠も多いですね)には
みなさん共通して、「〜しなくちゃ!」「〜じゃなきゃいけない!」
みたいに、ご自分を律する気持ちがお強いようにお見受けします。

「〜でなければ」「私が〜しないと!」「こんなんじゃダメだ!」
… わかりますよ。そうやって頑張り屋さんだから周囲に頼りにされて、
例外なくみなさんとても優秀な人たちだもの。
そんなこと、ちょっと話せば伝わってきますから。わかる。

でもさ… 「〜でなければ」って固く信じてらっしゃるそれって、
本当に本当にそうなのかしら??? 本当にそれが必要???


***


例えば。こんな方がいらっしゃった。
とても立派なお母様に厳格に育てられたんですって。
「私なんか全然まだまだダメなんです。全然ダメ」みたいなこと、
繰り返し繰り返しおっしゃる。
そんなことない。客観的に見たら、とてもほがらかで、自然体で、
素直で、しなやかで魅力的な女性だ。

もしかすると、その姿は、お母様が思い描く理想の型とは少し違う
のかもしれない。お母様はだいぶそのことを気にしているらしい。
だけど、その方はまぎれも無くステキな女性で、ご自分を責めて、
ご病気になる理由なんかひとつも見当たらない。

お母様の理想にあわせようと、本来の自分を曲げて、身体を硬くして、
ご自分の伸びやかさを押さえつけていたら、きっと苦しいだろう。
そう思いながら、私は身体を触る。
本来のご自分らしさを取り戻せたら、身体は必ず元気になる。

そうやって、週1回とか、2週に1回とか、根気よくご自分の身体と
心を大切にして向き合ってもらってると、なんとなーく、だんだん
元気になってくる。不思議と。

そのうち、その方はお母様とのこと、いろいろご自分で振り返って、
いろいろとご自分の気持ちや行動を変えて行かれた。
それまで何十年も積み重なった関係は簡単には動かないけれど、
お母様はお母様。ご自分はご自分。そんなシンプルなことを実感
して、適切な距離が取れたら、ずいぶん気持ちは楽になるみたい。

私はただ、身体を触りながら、その過程をずっと伺っていた。

そのうち、最初ちょっと硬かった表情が柔らかく生き生きしてきて、
気になって気になって仕方なかった症状のことがだんだん気にならなく
なって、趣味の腕前もぐんぐん上がって、ますますお美しく☆
それはたぶん、その方本来の姿になってるだけだと思うけどね。

よかった。すごいなー。人間ってすごい。見ていて本当に嬉しい!


***


例えば。その方はここに初めておいでになったときは、ほとんど
パニックみたいな状態になっていた。
「こんな病気になってしまったら、もう私の人生はおしまい。
 人の世話になるなんて耐えられない。どうしたらいいの?」
そんな感じだった。

いやぁーーー。そんなことはないよ。まだまだ大丈夫。
って、言いたかったけど、絶望しきってる人にそんなこと言うのは
火に油を注ぐようなもので、ぜんぜん意味がない。

つらいよね。たいへんだよね。だけどだいじょうぶ。
だって、なんとかしようと思ってここまで訪ねてきたんだし、
ご自分のためになんとか行動しようとしてるじゃない。だいじょうぶ。
そのとき私が言えるのはそのくらいのことしかないし、あとは丁寧に
身体を触ることだけ。

不思議なんだけど、なんだかんだと言葉で言い含めようとするよりも、
黙って身体を触っているほうが、こちらの気持ちは伝わったりする。
だいじょうぶかな?きっとだいじょうぶ。
そう思って、ただただ、それぞれの方の身体を丁寧に触るだけ。

数週間後に、もう一度その方がいらっしゃった。
見違えるように、生き生きとした表情で、その間のことをお話して
くださった。前向きに病気と向かい合いながら、これまでとは違った
気持ちで、新しくスタートなさっていることが伝わってきた。

その間にはなんと、私のこのへたれなブログを読んで下さったって。

きずもの/きづくもの
http://tamayura10.exblog.jp/15349142/ ← これね。

「はっとしました。読んで、いろんなことに気がつきました」
とおっしゃってくださった。
ひゃー。ちょっと恥ずかしいんですけど、バックナンバーもくまなく
読んで下さったそうで、恐縮する私。

こんな辺境で、私が自分の言いたいこと言ってるばっかりのブログ
でも、少しは人のお役に立てることがあるのかと、ちょっと驚いて、
それでも嬉しかった。
ちょっとでも元気の足しになったなら、書いてる甲斐もあるものです。
ありがとうございました。

だいじょうぶ。新しい一歩はもう踏み出したのだし。
意外と人間って丈夫にできてますから。だいじょうぶ。


***

さて。

自分で決めつけている「〜せねば」「〜でなければならない」って、
実はとても窮屈。(第三者が見ると、結構すぐわかるんだけどね)

さらに巧妙なことに、それはいかにも自分から自然に湧いてきてる
ような気がするし、そこにとどまっている間はとりあえず安全が
保証されてるから、おいそれとそこから出ようという気にならない。
(ま、ぶつぶつ言うとしても、意外とそれが気に入ってたり…)

だけど、病気になってるようなときって、たいていその枠っていうか
システムが破綻してて、新しい状況に対応できてなかったり、無理が
積み重なって壊れてるようなときだったりします。

薬飲んで、症状が消えたとしても、またもとの環境でもとの通りに
やってたら、繰り返し繰り返し同じ症状に悩まされる人はたくさん
いるわけで。

もう、それまでの枠は窮屈で、そこから出て行ってまた新しい枠を
作らなきゃならないときだって、人生には何度もあるわけで。

これまで、ずっとそれで安定してやってきたとしても、このままで、
ってわけにいかなくなってることってありませんか?
これまで良かったから、この先もそのままでいいなんて言えます?

最初はちょっと嫌かもしれないけど、そのまま我慢し続けるより、
思い切って、これまでのやり方から出て、よりご自分にフィットする
ような新しいやり方を探してみません?

…っていうのが、私がよくみなさんに提案させていただいてること。

新しい、といっても、実はたいていそれは、その人が元々持ってて、
だけど全然使ってなかったから慣れてない、というだけのもの、
だったりするんですよね。だいたい。

ですから、別に私がゼロから新しいプランを作るわけじゃないです。
その方の、本来の姿って、身体を触りながら、いろいろお話してると
だんだんご自分がご自分で発見していくようなものだから。
私がするのはそのナビゲート、かな。

せっかくこけたんだから、立ち上がるときには、いっそ新しく
バージョンアップしていこうじゃありませんか!
と、思ってます。

いつでもお手伝いさせていただきますので。



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by tamayura_tamayura | 2011-02-07 23:26 | 抽象的な話 | Comments(0)
きずもの/きづくもの
きょう1月17日は、阪神・淡路大震災から16年なんですね。

当時私は、航空会社の電話予約センターでバイトしていて、
その日はちょうど朝8時半からの早出出勤でした。
出勤時のエレベータの中では、
「関西で凄い地震があったみたいだね!」「100人くらい亡くなってるって!」
なんて同僚と話したのを覚えています。(まだ全然情報が入ってなかったのね)
朝の始業ミーティングでは、
「きょうは西日本からの電話も全部東京センターに入ってきます!」
とのことで、もうわんわんわんわん…あちらのこてこての言葉の方々からの
電話が入ってきて、フロアがてんやわんやだったように記憶しています。

その後、京都に住んでた友達から電話がかかってきました。(当時はまだ
ネットもメールもなかったっけね〜) ふだんはとてもクールでシニカル
な人だったけれども、「神戸が壊れちゃったよ…」と泣いていた。
とても強く印象に残っています。

「もし東京でこの規模の地震が起こったら?」と、繰り返すテレビを、
なんだか気味が悪いな、と思いながら見ていました。

人間の力では、どうにもならないことがあるんだな、って、思いました。
避けられないこと。あまりのスケールの大きさに、もうただただじっと
頭を垂れるしかないようなこと。

どうして地震が起きたの? どうして? どうして? って、
どんなに問うても、たぶん確実な答えは見つからないような気がします。
不慮の事故や、病気や、いろんな出来事もまた同じように。

***

こんな仕事をしているので、基本的にはネガティブな精神状態に
なってらっしゃる方にお目にかかる機会が多いです。

「なぜ私がこんな病気になったの?」「なぜ私はこんなに不幸なの?」
「この病気によって、私の人生に傷がついてしまった」

などなど、みなさんおっしゃったりするんですけど…
「きずもの」なんて言葉、とっくに死語かと思ってましたよ。
(完全主義者が圧倒的多数を占める突発性難聴とかめまい関連の人たち
は、かなりの確率でそういうことをおっしゃるんですよねー)

まぁ、、、私も自分がCIDPだったときにはそう思ったことあるので、
そういう気持ちは全く理解出来ない、というわけでもないんですが、
でも、それを言っちゃあおしめえよぉ〜、と強く強く思うのです。

いつまでもそんなの言ってたら、病気や不幸のまさに思うツボですよ!

普通に生きてれば、大なり小なり怪我とか病気くらいしますってば。
転んだら、やっぱり痛かったり辛かったりもするかもしれないけど、
目線が変わったからこそ見つけられるものや出来事が必ずあるはず。
特に年を重ねてきたら、自分だけ無傷で苦労無しだけが最高!なーんて
ことだけのんきに言ってられないかもしれないじゃありませんか。
転んでもタダでは起きない!くらいでいきましょうよー。

そうそう。ここのお手洗いには、こんな言葉を飾ってあります。


誰しも人生の内で 一度や二度は ただじっと
横になっているしかない時があるものです。

後々必ずわかる事なのですが
それはそれで まちがいなく大切で
必要な「時」なのです。




by tamayura_tamayura | 2011-01-17 17:11 | 抽象的な話 | Comments(0)
「ボディリーディング」ってどう?
わー! どうやら「顎下腺摘出」で、ぐぐるとここがもう出てくるらしい。
みなさんどうぞおだいじに!

ということで。気がついたらもう12月ですねー。
「早く夏終わんないかなー」とか思ってたら、もう12月になっちゃった。

年々加速度的に時間が経つのが早いです。
年取ると1年が早い、というのはまさにそのとおりかも。
はっと気がついたら、あれっ?もうこの世にはいないのかもなー。。。orz

いま読んでる本は、あまりにストレートに現状の仕事問題と結びついてて、
とてもまだここには書けそうにないです。
というわけで、きょうは最近考えてること。

***

いつごろからはじめたのかなー。
いちいち考えなくても、基本的な仕事ができるようになってからは、
密かに相手の身体を読む、ような訓練ばかりしていました。

身体の形や状態から、相手の気質やパターン、その日のコンディションやらを
推測するのです。(推測より、勝手にダウンロードされてくることも多いか)
もちろん、勝手に推測しっぱなしではなく、会話の中でさりげなく確認したり、
訂正を受けたり、さらに展開していったり。日々勉強勉強でございました。
(みなさん、本当にありがとうございます m(_ _)m)

===
センスのある人なら、職業がなんだろうが関係なく、誰でもたぶん日常的
に使ってる能力じゃないかしら? 
だって、ぱっと顔見ると、なーんか相手のことわかったりしません?
ぱっとメール開くと、なーんかわかったりしません?しないかな?

例えば、初めておいでになる方から頂く問い合わせメールには、明らかに
その人それぞれの個性や特徴が出てると思います。
そういうのを出さないようにするのが、いわゆる定型的で儀礼的な文章
なんでしょうけれど、それを用いること自体がすでにその人の特徴だっ
たりもしますしね。
===

えーっと脱線を戻します。

身体の形や状態からその人を推測するのって、
お洒落っぽく言うと「ボディリーディング」か〜。

私はたまたま仕事が鍼灸師なんだけど(笑)、身体相手の仕事だからって、
必ずしも誰もがそういうボディリーディングをしてるわけでもないような。
個人的なセンスと努力次第みたいだけど、ちゃんとしてる施術者さん方は
みんなそういう感覚や観察力が、もの凄く優れてると思います。

ただ、自分への強い自戒も含めて強く強く思っていること。
難点としては、どうしても主観がたくさん入るので、その感覚を言葉に
変換して相手に伝える段階で、偏ったり、ねじ曲がったりもしやすいです。
(その人個人の考えがどうしても混ざってきやすいのね)

さらに、こちらは治療者/専門家という優位な立場にいるし、身体を預ける
ことによって、受け手はふだんよりガードが緩んでいるから、施術者側が
何気なく発した言葉が、こちらの意図以上に力を持ってしまう場合もある。
(受け手も、言われたことは必ずしも鵜呑みにしちゃダメです。でも、
そればっかりだと何にも変わんなかったりするのが難しいところですが…)

===
職業的な訓練と修練を経た上でやってることでも、やはり「触る」とか
「身体を預ける」ことは、お互いに影響力がすごく大きいです。
「医学」だったら、そういうことは全部切り捨てちゃうけどね。
でなきゃできないことたくさんある。なかなか難しい問題です。これは。
===

ちなみに、私は、見たまんま、感じたまんまを言うことにしてます。
できるだけ、自分の価値基準をそこに入れないように。

「どうしてもここで緊張して力が入っちゃうんですね〜」とか
「きょうはずいぶんお声に張りがありますね」とか
「わぁ!さっきここに来たときより背が高くなったみたい」とか。
そんなかんじ。
だって、本当にそうなんだもの。(たまには意地悪も言いますが〜)

開業するときに、はっきり心に決めたことのひとつは、
「思ってもいないことは絶対に言わない」でした。
サービストークはもうこりごり!と心底思っていたからです。
(あー。そういうスタンスだと明らかに目先の利益は減ります〜w)

あともうひとつ。

治療者という立場は往々にして「治してください」と言われる訳だし、
商売繁盛のためには「治します!」「効きます!」と臆面も無く堂々と
言わなきゃならなかったりするわけですが…
だんだんもうそこから降りているなぁーと思う今日この頃です。

こちらは、出来る限りのツールを用いてお手伝いします。
だけど、結局治すのは、ご自分であります。がんばろう。
頑張る心とチャレンジは、出来る限り応援しますので。


あ、最近はこちらも書いてます。
どうぞ遊びに、冷やかしに、おいで下さいませ。
『悦楽♪メタモルフォーゼ』


by tamayura_tamayura | 2010-12-01 13:00 | 抽象的な話 | Comments(0)
其の参:胡蝶の夢 〜『インセプション』の雑感とか
とても有名な話なんだけど、いまいちど復習。
中国古代の思想家、荘子の「胡蝶の夢」です。

===以下意訳===

昔、荘周(って人ね)は、夢で蝶になった。
ひらひらと飛び回り、蝶そのものであった。
自然と楽しくなり、のびのびした気分になった。
自分が荘周であるとはわからなくなっていた。

目覚めると、なんと自分は荘周であった。
荘周である私が夢の中で蝶となったのか?
それとも自分は実は蝶であって、
いま夢の中で荘周となっているのか?
いずれが本当か私にはわからない。

しかし、荘周と胡蝶とには、間違いなく区別があるはずである。
こうしたことを「物化※」というのである。

===意訳終わり===

※ 物化:ムズカシイ概念みたいですが、おそらく…

荘周と、胡蝶とは形は別々であっても、本質的にはひとつである。
どのような形をとって現れているかの違いに過ぎない。
ということでしょう。

ふむ。

映画『マトリックス』なんかもそうでしたけど、いま自分が現実、
リアルだと思ってるこの世界は、ホントにホントにそうなのか?
これって、もしかして未来都市の地下でコードに繋がれた誰かが
見てる夢なのかもしれないじゃん。って言われたらどうよ???

って、話ですね。つまり。

で、ようやくきょうこそは『インセプション』の感想を書きます。


ネタバレしますので、これから観るぜ!って方は以下ご遠慮ください!



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by tamayura_tamayura | 2010-09-25 23:20 | 抽象的な話
其の弐:投影 〜『インセプション』の雑感とか
「自分が最も嫌いなタイプの人間を描写してください」
って聞かれたら、あなただったら、なんて答えますか???

そうだなー。私がいますぐに思いつくのは、
「楽して、自分は手を汚さないで、おいしいところだけ持って行く奴」かな。

忘れもしない。学生の頃、私に聞こえないように
「大丈夫、大丈夫。このまま黙って知らん顔してれば、カメダがやってくれる」
って言ってた女。

聞こえてるよ。よくもいつも面倒を私に押し付けたな。
お前は覚えてないだろうけど、とにかく私は、お前みたいな女が大嫌いだ!
お前みたいな女のことはぜったい許さん!

とか? ぱっと思いつくのはこんなかんじ。

まあでも、裏返せば、そうやって都合良く人を利用して楽する女、
みたいな生き方を、私もやってみたい、のかもしれないですね。

実は羨ましい。でも、羨ましいって言えないから、憎んでみる。みたいな。

… という解釈もできたりしないでしょうかしらね?


で、これは単なる枕。
きょうは「投影」とはなんだろう? って話をしたいだけです。





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by tamayura_tamayura | 2010-09-16 21:30 | 抽象的な話 | Comments(0)
其の壱:白河夜船 〜『インセプション』の雑感とか
複数人で、意図的に同時に夢を共有する、なんてできるかな?
できたらおもしろそうだ。
とか、想像が広がってしまうのでした。

『インセプション』を観てきたら、あまりにおもしろかったので、
ずーーーっとそのことばっかり考えています。

… って、途中まで書いたんだけど、消した。
思いっきりネタバレだしなー。

どうしたらいいんだ? こういうときって。

きょうはちょっとエネルギー切れなので、
『インセプション』の感想やら考えたことは、また改めて書きます。


***


そういえば。

大昔に付き合っていた相手が、どこかの旅行先で怪しいモノを摂取して
(おそらくマジックマッシュルームかなんかだと思われる)
夢と現実がごっちゃになった世界を同行者と共有した! んだそうだ。
(本人談なんで。詳しくはわからん)

あー。。。そうなの。
「あのさー。それって幻覚じゃないの?」としか言いようがなく。。。

私は聞いているだけで、途中からもう凄まじく具合が悪くなってきて、
そこから逃げ出したくてどうしようもなかった。
(私は薬物とかぜーんぜん興味ないんだよ…)

なんというか、そうやって化学物質を使って、人工的に操作したら、
たぶん脳内ではいろんな未知のことが起こるんだろうなーとは思う。

おもしろそうだけど、いろんなダメージはあるね。きっと。間違いなく。
だから、そこまでしてそういうモノを体験したいとも思わないのです。

そんなの映画だけで十分だ。ぶつぶつ。


***


もうひとつ。

吉本ばななの小説に『白河夜舟』というのがあって(細かいことは
忘れちゃったけど)、確か登場するオンナの子のひとりが、添い寝
のバイトをしてて、そのうち自分で命を絶っちゃうんだったような。

死にたいとは思わなかったけど、そのキモチはもの凄く痛いほど
リアルにわかった。(当時私は20歳くらいですねー。多感でした)
もしあの当時、インターネットがあったら、私はきっと添い寝バイト
を本当にたぶん探したんじゃないかと思う。
(で、死ぬ代わりに病気になったんでしたっけか  …orz)

なぜか私は、眠っている人を見守ったり、無理矢理に起こしたり、
そんな機会が当時から多かったんであります。
相手の眠りの世界に、自分も吸い込まれていくような、なんとも
言えないあの感覚。
決して楽しくはないのだ。むしろ苦しいんだけど。なぜだろう?

いまでも、治療中に眠ってしまう人はたくさんいるもんだから、
眠っている人をじーっと見守ってることはよくある。(そのまま
夢を見て、どんな夢だったか教えてくれたりするんだから!)

あんまり詳しくは書けないけど…
相手がぐっすり眠ってて、こっちが起きてる、のが当たり前、
という状態は、実はなかなか不思議な世界なんじゃないかと。


いまのところ思い出すのは、そんなかんじ。
続きはまた。


by tamayura_tamayura | 2010-09-14 22:30 | 抽象的な話 | Comments(0)
『反/自然』
おおー!見つけたー。メモとして。

===

そもそも人間存在というのが、「自然(ネーチャー)に反する」
本性(ネーチャー)を持っていると言うことができる。
〜中略〜
人間が自然に反するものとしてもっている多くの特性のなかで、
「意識」「言語」(これは意識の道具とも言える)をもっている
ことは、もっとも重要であろう。

<心理療法>コレクション4 心理療法入門 河合隼雄(河合俊雄/編)

===


これだこれ。またそのうち書きます。




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by tamayura_tamayura | 2010-08-15 07:11 | 抽象的な話 | Comments(0)
オニババからの伝言
いやはや。。。ひさびさ大いにウケました。

===

体構造の全体からいえば、女は人間の男より、虎の牝の方に近い。
〜中略〜
「虎の牝にくらべるとは何事です!」
と五十くらいのおばさんから叱られましたが、その声は虎に似ていた。
もっとも蜘蛛の牝にくらべたってよいのですが、脊椎動物だから、
馬とか鹿とかにくらべたらもっと苦情を言われると思ったから虎に比べたまでで、
男には、女を虎というような猛獣用語で表す方が、感じからいえば本当に近い。

『整体入門』野口晴哉 ちくま文庫

===


いやはや。凄いな。1968年の著作とはいえ。
もっとひょえー…!な表現もあったけど、ここでの引用はやめとく。

身体系のベンキョーを始めた頃、いちいちこういう表現にイライラしては、
激しく幻滅していた。


「ああそうですよ。どうせオンナのカラダはそのまんま動物ですよ。
 ベンキョーなんて、するだけムダですよ。自分の意見なんて必要ない。
 ただニコニコして、言われたことに従順に、優しげにしてればいいんでしょ。
 はいはい。おっさんたちは、こっちがニコニコしてればイチコロだ」
 (…みたいな)


とにかく、そういう風にしか読めなかったんだよね。
私がこの前、過剰に「オニババ」に反応したのは、そういう背景があるな。

若い頃はもう、そういう言説や出来事に突き当たるたび、
手当り次第に暴れ回りたいくらいに悔しかった。(まさに虎だ…)

結局のところ、虎のカラダを持ちながら、言葉が喋れる生き物になりたかった。
(理由はどーでもいい。人間から見たら、単なる倒錯的な虎でいいの…w)
ま、それは私の個人的な趣味志向の問題。

しばらくずーーーっと表立って言わないままきたけれど、
現代の女性(ってか、オトコもいろいろ大変なことありそうですしなー)、
こーんな複雑怪奇な世の中に生きてる現代人が、
どうやって自分のカラダ(内なる豊かで荒ぶる自然)を認めて受け入れて、
うまく付き合いつつ、人間ならではのいろんな自由な繋がりも
同時に大事にしていけるか?って漠然たるテーマを、なんとなくいつも考えてる。
(結局、私にできるのは、人のカラダの流れを整えるだけしかないけど)

あきらめたらそこでおしまいだしな。

そろそろまた蓋をあけてもいいかな、と思うきょうこのごろ。
ワタシの圧力鍋の中は、いったいどんな風になっているんだろう?


by tamayura_tamayura | 2010-08-13 21:05 | 抽象的な話 | Comments(0)
感覚の記憶
あれはいつごろだったか。
とても凄惨な事件で、たくさんの方が亡くなったとき。
事件に巻き込まれた方々の顔写真と名前がニュースで流れた。

あれ??? ふとひっかかった。
もしかして???

その人の顔を、間違いなく知っていた。
どこで会った人だろう???

ああ。。。

しばらく経って、私の頭に浮かんで来たのは、
座骨神経痛の治療のために、肌を大きく露出したお尻の図。
(スミマセン。仕方ないのです。そういう治療なので…)

当時は2寸というながーい鍼を使っていたっけ。
けっこう強めにパルス(低周波)をかけていた。
そうそう。ちょっと独特の香りがするんだった。

そうか。そうだ。間違いない。

私がまだ免許を取ったばかりのぺーぺーの鍼灸師だったとき、
はじめて「自分の患者さん」として担当させて頂いた方だった。
とてもにこやかで穏やかな優しい人だった。

その方のことは、ただただ座骨神経のことしか存じ上げなくて、
お尻で思い出すなんて、本当に申し訳なかったのだけれど、
それしか記憶の辿りようがなかったんだ。
顔よりも、名前よりも、確実に残っていたのは身体の記憶。

そのままただテレビの前で、じっとご冥福を祈るしかなくって、
そのままなにもできずにいた。

そんなことをふと思い出す夏の夜。


by tamayura_tamayura | 2010-08-07 00:38 | 抽象的な話 | Comments(0)
治療者とは?
大病を患って、闘病中の友人に訊かれた。

「なんでハナエは、他人の病気や暗い心にたくさん触れるような仕事を
 わざわざ選んでいるの? そんなに敏感(だった)のに、なぜ?」

やられたー… ばっさり。
さすが。私の盲点を的確に突いてくる指摘だ。

そのときは、ちゃんとした答えを返せなかった。(ごめん)
なんとなく常に、そのことをずっと考えている。


***

「自分が大きな病気で苦労した経験をきっかけに、鍼灸師になりました」

と、ふだん私は言うようにしている。(多くを語るのは大変だから)
これはどうやら、世の中でとてもスムーズに通る理由みたいで、
そう言えば、みんな勝手に納得してくれる。

でも、本当にそうなのか?
と、ちょっと疑問を抱いているのが本人だったりする。


***

最近読んだ本。

===

術者に必要なのは、自らの心の痛みの自覚です。自己自身のトラウマと、
一人の人間としての人類的飢餓感の自覚です。治療者は、どこまでもその
痛みを引き受けていなければなりません。でなければ、他者の心の痛みで
あるトラウマに共感できないからです。治療者とはつらいものなのです。

『気心道』 遠藤喨及 大和書房  

===


… ずっしり。 

そうかー。
やっぱりそうなんだねー。と、ひとりうなずく。


人はみんな「痛い痛い」と、いろんなことを訴えかけてくる。
本当につらそうな訴えは、自然とこちらに響いてくる。
でも、そうじゃないときには「そんなのたいしたことないじゃん」と、
ばさっと打ち返してしまい、私はときどき人を傷つける。
(ときどき、ではなく、しょっちゅう、なのかもしれないけど、、、)

自分の「痛い」の感覚は、人の「痛い」とは違う。
自由に自分の感覚から外に出て、人の感覚を推し量れるようにならないと、
こーんな立ち位置を本気で保つには、とても勤まりきらないのだけれど、
それがもうときどき、つらくてつらくていたたまれなくなる。

でもね、しんどいものなのね。
そうはっきりと言われるとしかたない、と思うわ。


***

突然転調。


よく「自分が辛かった時期から立ち直った体験をもとに、今度は人の
役に立ちたい」っていうストーリー、ありますよね。

それ自体を私は否定する者ではないけれど、その立脚点から、実際に
「人の役に立ってる(かもしれない)」状態に至るまでには、果てし
ない距離があるのは確かだと思っています。
私自身も、その果てしない距離の間でもがもがし続けているわけで、
この先もずーーーっと、もがもがし続けることでしょう。

自分の体験は、かけがえのない重さを持っていて、そこから自分が
たくさんのことを得て学んで来たことは事実なのかもしれない。
でも、この世界には、およそ自分のちっぽけな体験だけでは想像も
できず、計り知れない深さや重さの痛みが、厳然としてたーくさん
あるわけで、それを自分ひとりが知り尽くし、変えられるはずもない。
(もしもそんなことができると思うなら、それはあまりに世界とモノ
を知らなすぎるか、あまりにも傲慢な態度、だと思うのです)

That's all.
それだけ。


ま、だからといって、何もする必要がない、というのも暴論。
できることを、できる範囲で、できるだけ、いっしょに頑張ろう!
としか言えない、わけです。

で、冒頭の友人の質問には、まだまだ答えられそうにありません。

つづく。


===

あとは、恒例の裏バージョンです。


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by tamayura_tamayura | 2010-07-13 23:31 | 抽象的な話 | Comments(0)
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