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by tamayura_tamayura
| 2019-10-12 08:22
| お知らせ
私は温泉が大好き。大好きな大好きな温泉。
だけど、ここのことだけは、ずっと黙っていたかった。 いつまでも、いつまでも、誰にも教えたくなかった。。。 箱根。姥子温泉『秀明館』 現在は、箱根の超有名日帰り温泉『天山』の系列です。 『天山』はいつもにぎわっていますが、平日の『秀明館』は、 緑の中にひっそりとたたずむ秘湯、の味わいがあります。 この建物、昔は湯治宿だったそうです。 レトロな建物ですが、ぴかぴかにお掃除が行き届き、 控えめかつ、瀟洒でお洒落な演出がなされています。 いついっても本当に居心地の良い、素晴らしい空間です。 温泉文化を生かし大切にしているスピリットが、我々利用者 にひしひしと伝わってきます。なんともありがたいことです! 利用料2.300円は高い、とおっしゃる方もいらっしゃるけど、 休息用の個室が利用できて、タオルと浴衣がついて、この環境 なら、そのくらいは喜んでお支払したいと私は思います。 塵ひとつない、長い長い廊下。 長い廊下の突き当り。ここが脱衣所。 ※ なーんとずっと貸切状態だったので、撮ったど~! ふふふ。なんともオープンな空間ですね。 階段の上の脱衣所から、お風呂は丸見えの構造です。 さて。どんなお風呂かといいますと… !!! どんっ。岩風呂です。 赤茶けた岩からお湯がどんどんどんどん…噴き出しています! 降雨量が多かったあとには、このように奥の岩からお湯が湧出 するのだそうです。岩から流れ出すお湯、見えますか?! ちょうどこの日は「素晴らしいコンディションですよ!」と スタッフさんがおっしゃっていたとおりの湧出っぷりでした。 ここを訪れるのは私、たぶん5回か6回目だったのですが、 こんなに豊富なお湯に出会ったのは初めてでした!!! うわわわわ… あまりの迫力に手が震えます。。。 あああああ… なんてことでしょう。足が震えます。 地球って凄い。自然って凄い。ニンゲンなんてナンボのもの? あまりの迫力に、裸でお湯のなかで立ち尽くすのです。 (あ、お風呂は立って肩までつかれるくらい深いです) 源泉そのまま。加温、加水、循環など一切なし。 洗い場なんてものはありません。 ひたすらお湯を楽しむ、これがここの流儀です。 遠くで雷が低く響いているのが聞こえます。 ひたすらどどどどどどど… とお湯が滝のように流れ落ちる音。 いつまでもいつまでも居られます。 地球から湧き出してくるそのまんまのお湯。 生きてるお湯。お湯の力。身体じゅうにしみわたってきます。 === 『湯治郷の瓦版~第49号』より === 温泉は人間同様、水分と温もりとミネラル成分を持ち、持ち味・個性も 微妙に異なる(十湯十色の生き物)だ。姥子の湯はおまけに日や天候、 季節次第で、ご機嫌ななめになったり、どーんと威勢がよくなったりする。 温泉の出具合(湧出量)も最高毎分数千リットル以上になったり、泉温も 48℃から50℃以上まで変化するのだ。 これは秀明館の姥子の湯が、今なお自然湧出泉100%だから。ボーリング (掘削)に依らず、ポンプで温泉を汲み揚げることもない。自然の営みで 温泉が地上に湧き出る自然湧出泉は、温泉本来の姿。でも、箱根のみなら ず全国的に希少になってしまった。 しかも姥子では、天(雨)水が豊かに降り注いで大涌谷・姥子の地層に 浸透し、神山の火山熱で豊富な温泉水になると、秀明館裏手の岩盤崖の 割れ目から湯滝になってどんどんあふれ出てくる。それが、雨が少なく なる秋の終わりごろから春先にかけて、温泉は冬眠に入ったかのように 動きを止める。 まさに天の配合。季節限定レア物の産直品だ。地球の恵みである上、 旬の物だから、姥子の温泉力は他にも増して良い影響を私たちにもたら すのは間違いない。 姥子の湯は PH3近い賛成で、昨今問題のレジオネラ菌を寄せ付けない。 泉質は単純温泉なのだが、鎮静効果のある石膏(硫酸カルシウム)や、 目に効くとされたミョウバン(硫酸アルミニウム)成分を含み、効能、 個性ともに豊かなのが特徴である。 === 引用終わり === 秀明館の裏手には、薬師堂と石仏が並んでいます。 しんとした、凛とした空間。 大切に守られてきた場であることがわかります。 お湯に祈りを。世界に祈りを。ありがとう。 ありがとうございます。またお邪魔させて下さい。 駐車場にある小さな滝は、お湯なのです。 もわもわと湯気が上がっています♪ 大涌谷。大涌谷とは徒歩30分くらいの距離。 もちろん姥子から大涌谷へ登っていくこともできます。 私は、大涌谷から下っていく道のほうが好きですが…^^; あー… ついに書いてしまった。。。 ここだけは誰にも教えたくなかった。。。(笑 なにしろ、ゆったり時間を楽しむには最高に素晴らしいです。 オトナがひっそりと楽しむには最高のロケーション。 ご興味おありのモノ好きな方々、ぜひ体験してみてください。 (土日はそれなりに混雑するそうですので平日おすすめ) 特に、雨がたくさん降ったあとがお勧めです。 ※ ※ ※ 姥子温泉 秀明館 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根110-1 0460-84-0026(冬場はお休みです。要確認!) 車で行くのがいちばん簡単だとは思いますが、 公共交通機関でも行かれます。 ○ 小田原 or 箱根湯本から伊豆箱根バス(箱根園行、かな?) 姥子停留所 徒歩すぐ。 ○ 箱根ロープウェー姥子駅 徒歩5分くらい? #
by tamayura_tamayura
| 2012-05-09 21:56
| 見・聴・体験
なんか… おもろいものみつけた。
新聞の真ん中の面。2面ぶち抜き広告。 その名もなんと!「肩もみ新聞」だそうな。 世にもムズカシイ名前の経穴(いわゆるツボ、だね)の名前と コメントがいろいろ書いてある。 で、これ真ん中をくりぬいて… かぶるんだってさ。 じゃん。 こちらが前側。 こちらが後側。 わはは。。。 「この紙が破れるまで肩もみしてあげてください」だそうです(笑) ホントに役に立つかどうかは別としても、おもしろかった! GOODアイデア賞ですね。 で、これは「勤労感謝の日」の広告だそうです。 へええーーー。。。 *** こういうの見るとつくづく思うんですが、ニンゲンのカラダって、 立体構造なんですよね~~~。 これをかぶってみても、ホントにおすべきポイントは、たぶん いまいちよくわからんのでは?! こういうのはとにかく、実際におしてみながら、おされてる相手 のリアクションや感想を聞きながら、実際に相互に試してみるの がいちばんの近道でございますよ。(特に男性諸氏。力に任せて ぐいぐいおしちゃいけません。ホントに絶対ホントに大事です) それに、いわゆるツボの場所とか「ツボ辞典」的なものの説明に 書いてあるような効果って、必ずしも絶対じゃないですからね。 なんというか… 身体は電気のスイッチじゃないのでね~^^; #
by tamayura_tamayura
| 2011-11-21 20:04
| 雑談
8月9日は「はり・きゅう・マッサージの日」なんだそうです。
※ 全日本鍼灸マッサージ師会が2003年に制定 へええーー。。。知りませんでした。 いまさらですが、「鍼ってなんぞや?」なーんってことは、 とてもここでは説明し尽せませんので、このあたりをどうぞ ご覧になってくださいませ。 ⇒★ 偶然にも、鍼灸師仲間と集まる約束がこの日だったので、 杉山和一のお墓参り、というプランで江の島に行きました。 ※ 杉山和一、というのは、管鍼法(かんしんほう)という、 現在の日本式の鍼灸では最もメジャーな刺鍼技術を編み出し た開祖、というような方です。検校(けんぎょう)ですね。 とにかくもう暑いのなんのって!!! 太陽ぎらぎらの炎天下を江の島に向かいます。 江島神社の参道を登って、右手に行くちょっと目立たない 道があるのですが、その坂を上ったところに杉山和一の お墓はあります。 緑に囲まれたひっそりとした、でも陽の光がたくさん降り注ぎ、 海が見下ろせるいい場所です。 「おかげさまで、鍼灸で私たちは日々の仕事を得ています。 おかげさまです。ありがとうございます!」 こーんなかんじで、ご挨拶をしてまいりました。 なぜ江の島にお墓があるかと言えば、こんな由来があります。 *** 杉山和一は、慶長15年(1610)に生まれて間もなく盲目になり、 江戸に出て医を学んでいましたが、物覚えが悪いため師匠に 見放されました。 そこで、江の島にこもり、21日間断食をして技術の上達を祈り ました。満願の日、神域をはなれる途中、この石につまずいて 倒れ、気を失ってしまいました。 すると美しい五色の雲にのって弁財天が現れたので、手を合わ せて拝もうとしたところ、何やらちくちく身体を刺すものがあ りました。それで、意識を回復し、手にとってみると松葉の入 った竹の筒でした。 これにヒントを得て、管鍼術(かんしんじゅつ)を考案して、 その元祖となり、それによって徳川綱吉の病を治療し、関東総 検校に栄達されたといわれています。 それ以来、この石のそばで物を拾うと、福運を授かるということ で福石と呼ばれるようになりました。 *** あまりに暑くてぼーっとしていたので、だいじな「福石」を チェックするのを忘れてしまいました。。。 江の島ということは…洞窟にこもったんでしょうかしらね? 昔の人は、そうやって特別な場所にこもって願掛けすること は珍しくなかったのかな~? いろいろ想像が膨らみます。 ちなみに、杉山和一ゆかりの場所は都内にもあります。 江島杉山神社 萬徳山 弥勒寺 *** 蛇足ながら付け加えておきますと… 日本の鍼灸の歴史や特徴を考えるにあたっては、視覚障害の (昔なら盲目というでしょうね)ことを避けて通るわけには いかないでしょう。相当に複雑な背景があると思います。 残念ながら私の乏しい知識や理解では太刀打ちできない。。。 なにかいい資料とかないかしら??? #
by tamayura_tamayura
| 2011-08-09 23:05
| 見・聴・体験
全国CIDPサポートグループ会報14号、昨日発行&発送しました。 今号は、来る6月19日に開催予定の総会お知らせ号です。 === 会員のみなさまには一両日中に届くはずですので、どうぞおたのしみに。 総会の出欠及び委任状ハガキと、会費納入用の振込用紙(まだの方のみ) 封入されております。 お忙しい中とは存じますが、ご返送とお振込手続きのほど、よろしく お願いいたします。 === いつもながら、300部を超える冊数を全部手作業で作って、あれこれ 同封して、宛名シール貼って、差出人やら郵便用のハンコを押して、 封をして仕分けして、という流れで作業しています。 みんなだんだん慣れてきて、あれこれお喋りしながら手はしっかりと 動いているような状況で、それぞれの作業に得意な人(匠!)と呼ば れる方々がいらっしゃったりして。たのしいひとときです。 私はこの作業に参加するようになってからいつのまにかもうすぐ3年。 でもまだまだ下っ端スタッフでございますよ。 会への新規ご加入&各種作業の新規お助け隊は随時募集中です! CIDP(Chronic Inflammatory Demyelinating polyneuropathy)= 慢性炎症性脱髄性多発神経炎は、末梢神経の疾患で自己免疫疾患の 一種ですが、はっきりとした原因は不明です。 まだまだマイナーなこの病気ですが、2009年に特定疾患に認定された のは、当会の古くからのスタッフの方々の尽力の賜物でもあります。 お近くにお困りの方がいらっしゃったら、ぜひご案内くださいませ。 会の詳細や申込先は下記のサイトからご覧下さい。 全国CIDPサポートグループ http://www.cidp-sgj.org/ ちなみに私は発症は19年くらい前で、寛解者です。 当時は当然インターネットなどなく、同病の人にお目にかかったのは 5年くらい前のことだったと思います。 そんなこんなを私がほそぼそ書いてたCIDPの個人的な話はここです。 CIDPの話 『たまゆら・たまゆら』 http://tamayura10.exblog.jp/i5/ #
by tamayura_tamayura
| 2011-05-25 18:48
| CIDPの話
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